日常と非日常の狭間で

「行動するから楽しい。」とある清掃員のブログ

アイナ・ジ・エンドは強くなりつつある

アイナさんのototoyでのインタビューを読んだ。

 

以下、気になった点について書く。
 
「自分自身はどんどん弱くなっている気がする。でもその弱さに向き合うことで強くなっている気もするし、これはきっと後で財産になると思っています。今は変わりたいというより変わっていく現実も受け止めている、という感じですね。ちょっとずつだけど表現することに対して強くいられているのかな。そういう自分も受け止めてしっかり生きていかないとなって思います。」

 

強さって、色々あると思うんですよ。普通から変わりたいと思って変わり続ける事、普通で居続ける事。どちらも難しいけれども、何を大切にしているのかを自分自身が明確にできていれば、それでいいんじゃないのかな。周りに流される時もあるかもしれないけど、周りに流され続けて自分を見失ってしまうのは辛いと思う。

 

Life is BeautifulのMVは泣いて終わるんですけど、振り付けではその先をどうしても描きたくて。私、その時期に友達を1人亡くして、会えないってこういうことなんだって実感したんです。自分がおばあちゃんとか死ぬときになって迎えに来てくれたらいいなって思いも込めてます。アユニには「あまり死ぬことを考えなくていい。アユニはお花になると思って踊ってほしい。死っていう表現は後ろの4人が踊るから」って大まかにしか伝えてないんですけど、すごく儚く踊るんです。アユニとリンリンは私の振り付けの意味を汲み取って自分なりに表現していて、それがすごく格好いい。私じゃできないし、ハシヤスメでもチッチでもモモコでもできない。あの2人にしかできないことだから、本当にすごいなって思います。」

 

最近のライブでLiBのリンリンさんとアユニさんの振りをようやく見ることができたんですが、先に旅立つアユニさんに縋りつくリンリンさんがめちゃくちゃ儚げで。「どうしてそんなに物憂げな表情ができるの?」と思わずゾクッとしてしまった。

 

「 家電みたいにはなりたくないです。古くなったら捨てる、みたいな。以前言われて悔しかったんです。絶対そうなりたくない。私は表現することが好きなので、表現している人を間近で見て感じたことがあったら自分でもやりたいんですよね。舞台もやってみたいし、色んな角度から踊っている姿が見える万華鏡越しのライヴとか、モモコが詞を書いて私が曲を作って出そうとか。売れる / 売れないは関係なくて、長生きしてもあと50年くらいしか生きられないし、もしかしたら明日死ぬかもしれないから、やりたいことはやっておきたいなと思ってます。」

 

移り変わりが激しい世の中で、古いとか代わりがいるからと言う理由で、離れる理由は正直いくらでもあると思う。それでも、新しく出会う人もいるし、ずっと側にいてくれる人ももちろんいる。アイナさんがそう言う人たちを大切にしているのは見てても分かるので、自分がやりたい事を伝えて積み重ねていけば、誰かが見てくれてると思うし、アイナさんとしてもBiSHとしても、目指すものに近づいていけると思う。

 

ではでは。