日常と非日常の狭間で

「行動するから楽しい。」とある清掃員のブログ

【映画】WACK あゝ無情

というわけで、テアトル新宿で映画を見てきた。
 
映画の予告などで内容はBiS二期の解散についてだろうなと予想できていたのですが、
見たあとの気分は想像以上に落ち込んでしまって。やはりアイドルは偶像で、偶像ではない裏側を見るのは辛いなと思い帰路についた。
 
気になったシーンがいくつかある。
・合宿最終日前日のBiSメンバーの話し合い。
見てて一番きっついなと思ったシーンがここ。9人のBiSを諦めないムロさんに対して、他のBiSメンバーの発言がドライすぎる。
 
ムロさんはこのときに「これ以上やると自分が壊れてしまう」ような発言をしていたけれども、その時に自分が壊れてしまっても周りが変わらないことに気づいてしまっているだろうし、なおさら悲しい。
ムロさんは優しすぎるし、彼女は彼女なりのBiSをみんなで目指したかっただけなんだ。思いだけでは世界は変えられないのを突きつけられるのは、きつすぎる。
 
・チッチさんの一言。
壱岐合宿の最後の合同ライブ前に、BiS周辺が慌ただしいのを感じて「良くない雰囲気は周りに伝わる」みたいなことをチッチさんがバッサリと言っていて、それが強く心に残っている。
 
彼女なりに同じ事務所に所属するBiSに思うところはあっただろうけど、それよりも自分は自分らしくあって、目の前のライブに望むんだという所にプロ意識を感じた。
周りに流されないストイックさ。
 
・渡辺さん
BiSが好きで、二期メンバーみんなにもBiSを好きになってほしくて、変わってほしくて、信じたくて、色々やってみて。
 
BiSの解散ライブのときに、マネージャー時代の癖でメンバーのペットボトルのキャップを緩めて空けやすくしていたけれども。二期のメンバーは気づいていなかったけど、渡辺さんに愛されていたんだよなあ。
 
・BiS3期
BiS3期についても少し映画の最後で触れられている。
渡辺さんからBiS三期のメンバーに対して、BiS二期の解散理由を
「自分たちのグループを好きになれてなかった」と簡潔に説明していて。
三期のメンバーに対して、BiSとはなにか、みたいなことを考えさせたかったのかな。
あと、5人でのTIFはずるいね。終わってしまった二期とこれから始まる三期の対比が
色濃く出てる。
 
最後に、渡辺さんについて少し触れておきたい。
良い人かどうかは疑問に思うときもあるが、良い上司だとは思う。
 
たまに相手を突き放すような発言をするときもあるけど、
結局本人の主体性ややる気がないとどうしようもないし、
何でもサポートしてあげることが逆にプレッシャーをかけることもある。
BiS二期解散後のメンバーをサポートしているし、それはBiS以外なら輝けると思ってるからだろうなあ。
これからも社長として曲げられないこだわりを持ち続けて、カッコよくいてください。
 
ではでは。